第2回安全で美味しい島根の県産品認証審査委員会 議事について
日時:令和2年10月22日
会場:島根県庁604会議室
出席者:審査委員5名、県担当者
会場:島根県庁604会議室
出席者:審査委員5名、県担当者
議事
1新規審査(上位)
8件(青果物2件、穀物6件)について、農産部会から説明。
ア 不適合項目
青果物2件、穀物3件の不適合項目について是正報告が提出されたことを説明。
イ 質疑
(委員)青果物1件について、商品名として使用されている名称は、商標登録をされ保護された方が良い。
(事務局)助言があったことを伝える。
(委員)審査の外部委託について、審査は2名体制でした方が良い。畜産HACCPでも、複数体制で審査。
(事務局)今回審査分は2名体制で実施した案件が多い。JGAPでも1名で審査実施しており、審査に慣れてくれば1名の方が効率的。
(委員)現在HACCP取得農場(畜産)2件あり、差分審査を考えて欲しい。
(委員)残留農薬検査について、検査の結果確認は審査後に提出を求めるのか。
(事務局)残留農薬検査は、検査結果の確認が目的ではなく、基準に基づき生産者が検査計画を立て、実行し、結果の保管をしているかが審査対象。次回の監査時に確認する。
(委員)水耕栽培の排液について、大量に発生し、肥料分も含まれているため、審査員には少し注意深く見て欲しい。
(事務局)審査員に申し送りする。
(委員)秤の検査に対する意識が低い。
ウ 審査結果
8件すべて承認。
2更新審査
青果物2件、穀物3件について農産部会から説明。
ア 不適合項目
青果物2件、穀物2件の不適合項目について是正報告が提出されたことを説明。
イ 質疑
(委員)繰上更新について、今後の見込みはいかがか。
(事務局)基本認証者(農産物)全てに意向確認しており、次回審査会向けには、9件が対象となる見込み。畜産物(鶏卵)は昨年全件更新済みで、その他の畜産農場は、今後の方向性について検討中。
ウ 審査結果
5件すべて承認。
3監査報告
令和元年度監査分21件(農産物18件:基本9件・上位9件、林産物3件:基本1件、上位2件)について農産部会、林産部会から報告。
ア 不適合項目
農産物9件(青果物7件、穀物1件、茶1件)、林産物1件の不適合について、是正報告が提出されたことを説明。
イ 質疑
(委員)認証を受けているにもかかわらず、監査で外部委託先の覚書や記録に不備があるのは、前回の審査時にわからなかったのか。
(事務局)前回の審査員は適合と判断したが、今回は異なる視点でより良い記載を求めて不適合とされた可能性あり。
(委員)「自己点検結果がない」指摘が多かったので、PDCAサイクルを回すためにも、さらなる指導をお願いする。
(委員)消費者として気になるのは、化学肥料・農薬使用の点。抜き打ちでも良いので、残留農薬検査をして欲しい。
(事務局)GAPの残留農薬検査は、適正な生産工程管理のもとで生産されているかどうかの確認のために実施するものであるので、商品検査としての残留農薬検査を実施する予定はない。
(委員)穀物1件の産品アピールシートに「島根県エコ推奨基準により、化学肥料・農薬使用の慣行栽培の5割以下」とあるが、消費者に対してはアピールにならない。
(事務局)島根県エコロジー農産物推奨制度改定のため、アピール内容も修正するよう、申請者へ呼びかける。
4監査の省略
実施要綱に基づき次回監査を省略することができる6件について諮り、監査の省略について承認。